物語真相

アニメ『電脳コイル』のストーリー全景と真相を、自分なりの解釈でまとめて見ました。
アニメ本編で理解しきれなかった内容を復讐してみてはいかがでしょうか。
なお、ネタバレ事項を多分に含んでおりますので、DVDないし再放送でこれからご覧になる方は閲覧をお控えいただいた方がよい……かもしれません。
ご理解いただいた上でどうぞ、ご覧になってみてください☆


事の起こり

 そもそもの始まりは本編の時間軸から遡る事十余年。コイルス社が世界で始めて超高速での通信を可能にする技術を開発した事に始まる。
 この技術というのは、微弱な電磁波を介して超高速通信のできる特殊な量子回路パターンの発見に端を発する。
 コイルス社の発見したこの量子回路によって、急速な通信インフラが起こり(物語中における)現在の電脳空間の構築が行なわれたのだった。
 量子回路と超高速通信のメカニズムを解明する事はできなかったが、11年前コイルス社はこの量子回路のパターンをコピー・再現した“電脳メガネ”を発売する。
 この時システム開発の研究員だったのが、猫目という男だった。

 コイルス社はさらに研究を重ね、この量子回路パターンが電磁波以外に人の脳神経からも情報の通信を行なえる事を発見する。
 研究者はこの現象に“イマーゴ”という名前をつけた。
 コイルス社はさらにこの“イマーゴ”に関する実験を繰り返し、電脳メガネの可能性を探る。
 結果この“イマーゴ”を使えば、メガネを肉体的操作無しに扱える事等、様々な事がわかってくる。
 しかし、“イマーゴ”はまた脳神経に大きな負担を与える事も判明する。
 コイルス社は“イマーゴ”を不確定要素の強い機能と判断して削除を試みたが、結局上手くいかず機能を封印するだけにとどまる。
 “イマーゴ”はその後、電脳メガネに隠された“隠し機能”として一部の子供達の間で噂される事となる。

 一方、コイルス社の研究を狙う者がいた。コイルスと同じIT系企業で、大黒市の特別行政権を持つメガマス社である。
 メガマスは自社の経営する病院の医師であった小此木宏文を使い、コイルスの技術を手に入れようと画策する。
 そして宏文はコイルスの眼鏡の技術を研究し、電脳メガネを医療に使う技術を確立させたのである。
 宏文を介して眼鏡の技術を探り出したメガマスは、資金力を使ってコイルスの買収に乗り出す。
 結果コイルスはメガマスとのマネーゲームに敗れて買収され、その存在が世から消滅する事となる。
 しかしコイルスの研究者達は、研究内容等の極秘データがメガマスの手に渡る事を恐れ、自社の空間内に極秘資料を隠蔽し空間ごと封印してしまう。
 こうしてコイルスの研究は闇へと葬られ、メガネを始めとする電脳産業はメガマスへと権利が移る事となる。
 メガマスはコイルスの技術を元にさらに電脳化を進めていき、世界は電脳社会へと進んでいく。
 その一連の動きの中で猫目は切り捨てられてしまい、家庭は崩壊の一途をたどる事となる。
 この出来事は幼かった彼の息子・宗助に大きな傷と憎悪を植えつける事になったのである。


最初の事件

 それから幾年かの時が経過した。
 電脳メガネは人々の間に普及し、携帯電話やパソコンに変わる必須アイテムとなっていた。
 そんな折、一つの事件が発生する。  その発端は、大黒市に引っ越して来たばかりの幼い兄妹が事故にあった事に始まる。
 兄妹はメガマスの経営する病院に搬送され、兄は4422号室、妹は4423号室に入院する。
 しかし兄の方は間もなく死亡、妹だけが意識を取り戻す。が、兄の死を知った妹は再び意識を深く閉ざしてしまう。
 彼女の意識を取り戻すため、主治医であった宏文は妹に電脳治療を施す。実験空間に妹の電脳体を送り、そこでゆっくりと心を癒す事にしたのだ。
 イマーゴと電脳物質を利用し、想像した物を再現できる空間で妹は時を過ごし、少しずつ心を癒していく。
 ところが、治療半ばで空間に異常が発生し、機能を停止してしまったのだった。
 宏文は彼女を救うためにヌル・キャリアーを使い、自身も実験空間へと向かう。
 しかし、イマーゴが大人の精神とうまく適合しなかったため、負荷のかかった宏文の電脳体は分離直後に力を失ってしまう。
 これによって宏文は精神死してしまう。
 宏文はこうなる事を予期していたのか、自らの集めたコイルス社の研究資料と兄妹を含む電脳治療を施した患者数名のカルテを自らの部屋の空間に隠し、その鍵を改造した電脳ペットに隠していた。
 鍵の隠された電脳ペットは宏文の死後、彼の孫娘の優子に託される事となる。
 宏文の葬儀のために大黒市に来ていた優子は電脳ペットに隠されたコイルスノードによって先の実験空間に迷い込んでしまう。そこで優子は実験空間にいた妹と、妹のイマーゴが作りだした兄に出会う。
 兄を慕う妹は優子に嫉妬心を抱くが、兄は二人の名前から優子には“ヤサコ”、妹には“イサコ”という秘密の名前をつけ、自らには“4423”という秘密の名前をつけた。
 そして優子は宏文の電脳体に会った後無事に空間を脱出し、また妹は宏文の電脳体によって救い出され意識を取り戻す。
 しかしこの時、二人の心――、信彦に対する気持ちが混ざり合って一つの電脳体が誕生する。
 生み出された電脳体は妹のイマーゴを利用してその電脳体の中にもう一つの世界を作り、そこに妹の心を閉じ込めてしまう。
 これにより、意識を取り戻した妹はそれまでの記憶を失ってしまったのである。
 これらの事はメガマスが電脳治療を行なう条件として秘匿するよう、当時兄妹を養っていた叔父夫婦と契約を交わしていたため、治療の事が公になる事はなかった。
 しかし、放置された実験空間は変貌を続けながらいつしか“あっちの世界”として都市伝説化され、またこの時生まれた電脳体は“ミチコさん”という名前でこれも都市伝説化されるのであった。
 これが後々起こる大きな事件のきっかけであった。


第2の事件

 最初の事件から1年後――。
 大企業となったメガマスでは、旧・コイルスの技師・職員と内通しメガマスの持つ旧・コイルスの技術やデータを手に入れようとする一派が現れていた。
 彼らは自分達の目的のために、旧・コイルスの主任研究技師であった猫目の息子・宗助を利用する事にしたのだった。
 成長して暗号屋の技を身につけた宗助は、利害関係の一致したメガマスの造反組と組み、メガマスへの復讐に向けて動き出す。
 宗助の考えた復讐とは、コイルス社の残した空間と、そこに封印された“ある電脳生物”を使ってメガマス社にとって隠蔽する事の不可能な不祥事を作りだし、メガマスの信用を失墜させ父の功績を代に発表する事だった。
 その方法とは、コイルスの空間を制御し、そこに巣食う電脳生物・“ミチコさん”を使い、“イマーゴ”の機能を偶然(もしくは体質的に)使う事のできる子供達の電脳体だけを分離してコイルスの空間に送り込む――、いわゆる“電脳コイル”現象を起こさせる、というものだった。
 宗助はまず第一段階としてコイルスの空間への接続と制御を行なう為、原川玉子という友人を利用する。
 玉子は都市伝説に興味を持つ中学生であり、宗助とは宏文の妻であった早苗、通称“メガばあ”が組織する“コイル電脳探偵局”の会員同士でもある。
 宗助は玉子を巧みに誘導して、コイルス空間の入り口を強制的に開くための材料となるキラバグを集めさせる。
 作戦は上手くいき、玉子は必要な量のキラバグを集めて扉を開く。
 ところが、ここで想定外の事が起きた。正規の方法以外で開けたコイルス空間への扉は極度に不安定で、キラバグだけでは制御ができなかったのだ。
 結果扉は暴走し、誤作動を起こしたヌル・キャリアーを解き放つ事となる。
 もともとコイルス空間への転送をプログラムされているヌル・キャリアーは、誤作動によって無作為に人間の子供の電脳体をコイルス空間に転送させてしまう。この暴走事故によって数人の子供が“電脳コイル”を起こし、意識不明となってしまった。
 しかし、結局制御できなかった扉は消滅してしまい、意識不明となった子供と玉子と早苗の間の溝だけを残して事件は集束した。
 メガマス社が事件をもみ消した事と、早苗の記憶が飛んでしまった事で事件は公になる事はなく、闇へと葬られた。
 宗助の計画は失敗に終わったのだった。


第3の事件

 第2の事件から3年後――。再び事件が起こる。
 大黒市で都市伝説を調べていた少女が事故死したのである。
 少女の名前は葦川カンナ。小学5年生――。
 カンナは幼なじみの研一と共に大黒市に出没する謎の電脳生物・イリーガルについて調べていた。
 ところがある日、些細な意見の食い違いから二人はケンカになってしまい、カンナは一人でイリーガルがよく出没する中津交差点へと出かけたのだった。
 ところがそこでは、宗助が再びコイルスの空間への扉を開こうとしていたのだ。
 この偶然からカンナは“電脳コイル”を起こしてしまい、実体と電脳体が分離してしまう。
 そこに偶然電脳ナビによって運行する車が通りかかり、悲劇を招いてしまったのだ。
 そもそも電脳ナビとは、電脳空間を認識する事で運転を自動制御するシステムである。従って、電脳空間上に障害物があればナビは自動的にそれを回避するよう操作を行う。現実に存在する物質には全て電脳空間がかぶさっている為、理論上は絶対に事故は起こらないのだ。
 しかし、この時カンナが“電脳コイル”を起こしていたために悲劇が起きた。ナビは分離したカンナの電脳体――つまり本来そこに存在しないはずのカンナを認識して回避操作を取ってしまい、その結果電脳体が分離していてナビに認識されなかったカンナの実体を轢いてしまったのだ。
 “電脳コイル”は極秘事項で公にはされていないため、当然“電脳ナビ車が事故を起こすはずはない”として事故の原因はカンナの不注意とされ、真相は闇に葬られた。
 残された研一はカンナの死に自責の念を抱く。そして、次第にカンナは死んだのではなく都市伝説の“あっちの世界”に行ってしまったのだと思い込むようになるのであった。
 ちなみにこの研一という少年は、第2の事件で宗助が利用した玉子の甥にあたる。
 事件は一本のコイルのごとく絡み合い、そして最後にして最大の事件へとつながっていくのであった――。


最後の事件

 第3の事件から1年後――、宗助は再び作戦を開始する。
 今回も前の時と同様に息のかかった人間を使い、扉を開かせる事に。
 今回宗助が利用したのは天沢勇子という少女だった。彼女は最初の事件の時の妹である。
 記憶を失った彼女は、兄は昏睡状態で意識だけが“あっちの世界”に行ってしまったと思い込んでいた。
 宗助は勇子のその思い込みを利用し、兄に逢うためという理由を与えてキラバグを集めさせる。
 勇子は宗助に教わった暗号屋の技術と“イマーゴ”を使い、キラバグを集めていく。
 一方、最初の事件で兄妹と古い空間で出逢った少女・優子も時を同じくして大黒市に引っ越してくる。
 優子は祖母・早苗の指揮する“コイル電脳探偵局”に参加させられ、電脳の世界へと入っていく。
 一方で勇子は小学校のイタズラグループである“大黒市黒客(ヘイクー)クラブ”を乗っ取り、手下としてキラバグ集めの手伝いをさせ、さらにキラバグを集めていく。  そしてその動きを察知し、警戒する者がいた。2番目の事件で宗助に利用された玉子である。
 高校生になった玉子は大黒市の空間管理室に客員顧問として配属されていた。彼女は職員の立場を利用して、勇子は自分と同じ過ちを侵さないよう見張っていたのだ。
 しかし、監視のかいもなく勇子は順調にキラバグを集めていく。
 一方、優子は次第に自分と同じ名前を持つ勇子に興味を持ち、彼女の秘密へと近づいていく。

 作戦が着実に進行する中、宗助は自分にとっての弊害となるであろう空間管理室の情報をつかむ為に、玉子の上司として空間管理室に潜り込む。そしてさらに加速する作戦――。
 やがて、ついに全てのキラバグを集めた勇子はコイル空間への扉を開こうとする。
 玉子は追加導入したサーチマトンと共にそれを止めに向かう。
 ところが、同じくコイル空間に行こうとする研一が勇子と取引をし、サーチマトンの内部コードをリークしてしまう。
 それによって勇子は扉を開く事に成功する。が、サーチマトンによって制御用の暗号式が壊されてしまい、またしても扉を制御する事ができず暴走してしまったのだった。
 扉は暴走し、大量のヌルが大黒市に現れる。そんな中、コイルス空間に入り込む研一。
 事態を察知した優子と勇子の手で研一は救出されるが、昏睡状態に陥ってしまったのだった。

 一連の作戦で全てのキラバグを使い切ってしまったため、宗助は別なアプローチでコイルドメインに接続しなければならなくなる。
 そこで宗助は、ある電脳体を利用する事にした。
 “コイルスノード”と呼ばれるその電脳体は、コイルスの空間内でキラバグの代わりとして材料にできるのだ。
 宗助は情報を集め、勇子や彼女とかかわりを持とうとする子供達を監視しつつ、コイルスノードを探す。
 一方、事態を重く見たメガマスも動き出していた。
 強力な強制フォーマットを断行して不利な証拠となるコイルス空間を次々と消去し、さらに宗助の弟・タケルに圧力をかけて勇子に真相の一部を吹き込もうとする。
 メガマスの策略で揺れる勇子と、彼女に急速に接近していく優子。
 その中で、優子の電脳ペットのデンスケ――、最初の事件の陰で宏文から託されたあの電脳ペットこそが、宗助の探すコイルスノードであった事が判明する。
 しかしデンスケには暗号の鍵がかけられていて、コイルスノードの機能は封印されていた。
 宗助はデンスケがヌルの攻撃で危険な状態にある事に目をつける。コイルスノードであるデンスケは、コイルスの空間でその機能を解放しないと治療ができないのだ。
 宗助は勇子を上手く言い包め、メガマスのビルにあるコイルスの空間にデンスケを連れてくるようにしむける。
 勇子は上手く宗助の作戦に乗り、優子を残してデンスケを連れコイルスの空間へ向かう。
 そしてデンスケのロックが解かれた時、ついに宗助がその本性を勇子の前にさらけ出す。
 コイルスノードの機能が復活したデンスケに外部からアクセスし、扉を開く宗助。開いた扉からミチコさんを呼び出した宗助は勇子の電脳体をミチコさんに捧げる。宗助は最初から勇子をミチコさんへの生贄にするつもりだったのだ
 勇子の電脳体はコイルドメインに引き込まれ、意識不明となってしまう。優子は間一髪玉子に救出されたものの、彼女達を救うためにデンスケは消滅してしまったのだった。

 事態が明るみにでるの恐れたメガマスは、さらに隠蔽に走る。勇子の事故をメガネ使用中の事故として強引に処理し、あくまでただの事故として公表する。公表を真に受けた大人達は危機感を抱き、次々と子供達からメガネを取り上げるのだった。
 メガネのない生活に戸惑いと虚脱を感じる子供たち。しかし、優子のこころには自分でもその正体をつかむ事のできないしこりと不安と痛みが残る。
 その漠然とした何かの正体をつかむ為、そしてミチコさんにとらわれた勇子を救うため、優子は記憶に残る最後の場所・“はざま交差点”を目指して金沢に向かう。そして、時を同じくして意識を取り戻した研一もまた――。

 金沢で“はざま交差点”を見つけた優子はヌル・キャリアーに導かれてコイルドメインへと向かい、研一と玉子は優子を追って金沢に降り立つ。
 一方宗助とタケルも彼女の後を追っていた。メガマスへの復讐のためにコイルドメインを維持しなければならない宗助にとって、優子の行動は生贄(=空間のつなぎ)の消失によってコイルドメインの崩壊につながるため、なんとしても阻止しなければならなかった。さらにメガマスも証拠となるコイルドメインの消去の為、新型のウィルス駆除ソフトを“はざま交差点”に派遣していた。
 優子が勇子を助け出すにしろ、ウィルス駆除ソフトにコイルドメインを消されるにしろ、このままでは復讐計画が潰えてしまう。しかし宗助は機転を聞かせる。ウィルス駆除ソフトにハッキングして自分の支配下に起き、その能力を使って優子の電脳体を消すという手に打って出たのだ。
 優子に少し遅れて到着した研一と玉子は駆除ソフトを発見、玉子の持ちだした旧型駆除ソフトの違法強化版を使って外から優子の援護を行なう。
 一方コイルドメインに潜り込んだ優子は玉子の駆除ソフトの力を借りながら勇子を探す。そして、夢でみたあの神社へとたどり着く。
 そして、空間の中で二人の“ゆうこ”の封印された記憶と過去のつながりが少しずつ明らかになっていく。
 優子の昔の記憶――。勇子の封印された記憶――。二人の出会い――。信彦とのかかわり――。二人の名前――。
 一方早苗と玉子も徐々に隠された真実へと到達していく。
 あの日搬送された患者は二人いた事。信彦が入院した部屋は4422号室で4423号室ではなかった事。4423に入院していたのは信彦の妹――、勇子であったこと。
 そして、あの日優子がであった黒い影は電脳体を救助しにやってきたヌル・キャリアーで、彼が探していたのは信彦ではなく勇子であった事――。

 真実をつかみつつある優子は、イリーガル化したデンスケに導かれてコイルドメインから脱出し、玉子・研一と共に大黒市へ向かう。
 一方病院では、少しずつ勇子の電脳体が戻り始めていた。
 しかしその時、何者かが暗号で攻撃を仕掛けてくる。――もちろん攻撃して来たのは勇子の回復を阻止しようとする宗助だ。
 早苗は必死で攻撃を防ぐが、だんだんと限界に近づいていく。一貫の終わりかと思った時、今度は突然暗号がハッキングされる。ハッキングした主は、兄の元を飛び出したタケルだった。
 タケルのパスワードによって宗助はメガネを破壊され、攻撃する術を失ってしまう。
 一方病院に駆けつけた優子達は病室で早苗・勇子の実体・勇子の叔父と合流、勇子のいる空間が彼女の体の内部にある事を突き止める。
 優子は勇子の身体を通じて精神空間に飛び込み、勇子に呼びかけミチコの束縛を解こうとする。
 そしてついに、優子の必死の呼びかけが届き、勇子は意識を取り戻したのだった。
 精神空間は閉じ、優子と勇子の心が生み出した電脳体、ミチコは精神空間と共に消え去った。
 メガネを失った宗助は行方をくらましし、カンナの事故はメガマスの職員であるヤサコの父・一郎のかけ合いによって電脳ナビの誤作動である事をメガマスが認め、真実が公表された。

 そして事件は終焉を向かえた。
 勇子は回復後金沢に戻り、タケルは玉子達の力を借りて兄の行方を捜す。そして子供達はいつもの日常――メガネのある日常へと戻っていった。
 しかし、この事件の事は、絆はいつまでも彼女達の中に残り続ける。
 一生消えない大切な記憶として――。